2017年より、30年ハンドラップ研磨加工に従事していた方が、退職され弊社でハンドラップ研磨加工をすることになり、本社・加工センターにラップ室をつくり、1名で対応。2018年度は、半導体業界の好調により、かなりの受注となり大幅に加工依頼が増え、前年度対比200%を記録したが、1名での対応の為仕事を断る事が多く、現状での対応力は限界となっていた。
この技術に関して、対応できる会社が極端に少ない事から、付加価値の高い加工と認識し、又、新人を教育できる人材が弊社にいる為、積極的に教育する仕組みが作りやすい事も、事業化をするにあたって後押しとなった。
作業スペースの問題で、1名しか入る事が出来ず、新たな設備を置くスペースも無い事から、工場新設を決めた。
主な仕事は、半導体関連装置内の部品で、材質がアルミや鉄系の品物で、表面処理後のハンドラップも対応している。
2019年7月に新工場を建て、2階にラップ室を新たに作り、以前の場所のおおよそ3倍以上のスペースを確保し、事業として発展させる予定。
2019年10月末に自動ラップ盤を導入し、生産効率を上げて従来対比3倍の売り上げを目指す。客先からも増産の要請があり、技術継承も含め人員を配置させる予定。
助成金の申請も通り、作業者を1名選抜し、自動ラップ盤のマニュアル作成に取り組み、人材育成のスピードも高めながら、ハンドラップ技術についても、並行して習得させる。
作業者を配置した段階で、現在半導体関連のメーカーと取引中だが、他分野への取り組みとして、展示会に出展し、どのような分野で必要性があるのか?マーケティングを行い、他業種への取り組みを早々に展開していく。